遠州織物と桐生の魅力を合わせたプロジェクト

遠州織物と桐生の魅力を合わせたプロジェクト

「遠州さんち未来会議」にゲストとして参加

静岡県西部の遠州は、日本有数の繊維のまちとして知られています。そこで遠州織物の産業を未来へ繋いでゆこうと集うプロジェクトチームentrance。多業者が交流しながら産地の活性化を目指し、日々、精力的に活動をされています。

今回ご縁あって、entranceが主催する「遠州さんち未来会議」に、トリプルオゥの片倉さん、maisondefの中里さんと一緒に、ezuもゲストとして参加させていただきました。

entrance代表の浜田さん、HUISの松下さん、そして繊維産業に携わる企業の皆さんからお話をうかがいながら、“無くなりゆく日本の繊維産業をどう守り、未来へ繋ぐか”という課題をダイレクトに感じる機会となりました。

現場で実際に動いている方々の声には、大きな刺激があります。同じような課題を抱える桐生の繊維産業の中で、ezuとしてもできることはまだまだたくさんあると実感。「片倉さんと中里さん、そして桐生さんちプロジェクト」しずかにあつく、始動します。

遠州織物とezuのコラボレーション

さらにありがたいことに、遠州織物の織物屋さんが ezuの新素材づくりにご協力くださることになりました。日本の繊維技術と、ezuが大切にしてきた「できるだけ無駄を減らし、愛情を込めてものを作る」という世界観が結びつくことで、より豊かで魅力的な素材づくりができるのではないかとワクワクしています。

たくさんの人の手と想いが合わさって、モノは生まれます。もともとモノづくりとは そうした丁寧な過程の積み重ね。しかし今の時代、せわしなく大量に作られ、消費されていく中で、ひとつひとつのモノに込められた背景や、“人と地球を大切にする”想いが伝わりづらくなっています。

服づくりの背景をもっと意識的に発信し、繊維産業に携わる方々の技術や心を大切に伝えていきたいと強く思います。

今回のプロジェクトを通じて改めて感じたのは、小さな一歩でも多くの仲間と手を取り合うことで、大きなムーブメントに繋げられるということ。これからも、想いを込めたモノづくりを通じて、新しい未来を築くお手伝いができるよう、地道に歩みを重ねていきます。

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