ezu初のヒジャブ、マレーシアで高評価をいただきました

ezu初のヒジャブ、マレーシアで高評価をいただきました

先日、マレーシア・クアラルンプールで開催された日本文化のエキシビションにて、桐生の織物を使ったezu初のヒジャブコレクションを発表してきました!

このイベントは、天皇誕生日に合わせて在マレーシア日本大使館が主催したもので、マレーシア経済界で活躍する約550名のVIPが参加していました。

マレーシアは多民族・多宗教国家で、イスラム教を国教としています。イスラム教徒の女性が頭髪や身体を覆うスカーフ状の布地をヒジャブといい、アラビア語で「覆う」「遮蔽する」「保護する」といった意味があります。

会場はクアラルンプールにある Marriott Bonvoy ホテルの大ホール。ezuで作ったヒジャブを手に取っていただくと、

「あ、これは今までにない質感だね!」

という嬉しい声が上がり、マレーシアの方々に受け入れてもらえる確かな手応えを感じました。

ヒジャブはムスリム女性の日常に欠かせない大切な一枚。だからこそ、“やさしく包む” ezuの世界観と相性がいいのでは、と考えたのが今回の挑戦の始まりです。

桐生の織物にやわらかな染めを重ねたもの、ezu が描いた水彩のモチーフをプリントしたもの。それぞれの作品を手に取った現地の方々からは

「絵が美しい」
「軽くて通気性がいい」
「光沢が上品」

といった感想をいただき、改めて日本の手仕事の底力を感じました。

そして何より印象的だったのは、お客さまがヒジャブをかぶる瞬間。さらりと頭に巻くだけで、桐生の布が現地の光をまとい、まるで新しい物語を紡ぎ出すようでした。その姿を見て、

「ああ、ezuの作品は国境を越えても“その人らしさ”をそっと引き出すんだ」

と胸が熱くなりました。

「日本のものづくりを、これからも一緒に世界へ届けましょう」
— 駐マレーシア日本大使・四方氏

現地ブランドとのコラボやポップアップの計画も動き始めており、ezuの作品が海を越え、遠いマレーシアでも広がっていく未来が形になりつつあります。

ここまで来られたのは、日々 ezu の服を選び、着てくださり、一緒に育ててくださる皆さまのおかげです。皆さまが袖を通し、大切に着てくださることで「わたしらしくいられる服」という ezu の想いは静かに、でも確かに世界へ広がっています。今回のヒジャブも、その延長線上に生まれた一枚。感謝の気持ちでいっぱいです。

これからも、いろいろな国で ezu の作品をどんな風に届けていくのか――その続きも、またブログでご報告しますね。

いつも温かな応援をありがとうございます。

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