上海高島屋百貨店でezuの常設店がオープンいたしました。これまで大切に紡いできた日本の伝統技術に加え、世界各地の文化や価値観に触れることで生み出される新しい表現を、皆さまにぜひご覧いただきたいと願っています。
海外進出の次の一歩として
ezuはこれまで、日本の自然や文化に深く根ざしたものづくりを続けてまいりました。そしてフランス、アメリカ、カナダ、マレーシア、シンガポール、台湾など多くの国の方々に、日本的な四季折々の変化を重ねたデザインに触れていただいてきました。
今回の常設店のオープンにあたり、さらに一点一点に、それぞれの物語を宿したこだわりの染色技法と織物の魅力を込めた次第です。
上海高島屋百貨店に展示する作品たち
店舗のある上海高島屋百貨店は、上海の街中でも洗練された雰囲気をもつショッピングスポットとして知られています。伝統と革新が混在するこの地で、ezuのコレクションがどのような反響を得るのか、大きな期待が膨らみます。
籠染めのコレクションや、新しいテキスタイルを使ったブラウスやドレスを中心に展示していきます。日本各地の織物の都で培われてきた技法を取り入れつつ、ezu独自の色彩感覚やデザインを存分に生かした作品を多彩にそろえています。
「籠染め」から広がる新たな感性
ezuを語る上で欠かせないのが、日本の伝統的な染色技法「籠染め」です。布を寄せて糸で締め、籠に入れて染色を行うことで、色彩が流水のように混ざり合い、唯一無二の模様が生まれます。布の寄せ方や染料の滲み具合、布そのものの質感によっても変化が生じるため、同じ模様は二度と再現できません。この予測できない唯一無二な表現こそが私たちが大切にしている「それぞれの絵図」を象徴していると思っています。
海外での活動を通じて感じているのは、古き良き日本の伝統技術を海外、そして次世代へと引き継ぐという強い想い。だからといって、ただ昔ながらの技術を守ることだけが目的ではありません。むしろ、長年培われてきた知恵と技法に現代的な感覚や新しい素材を掛け合わせることで、より豊かな表現を模索しています。
上海の高島屋百貨店に並ぶ新作ブラウスやドレスは、まさにその象徴といえるものばかり。軽やかな着心地を実現しながらも、どこか伝統的なモチーフや織りの奥行きを感じさせるテキスタイルを使いました。
中国語のメッセージに込めた想い
今回の進出にあたり、中国語でのメッセージも掲げました。
こちらのフレーズは、日本の伝統的な染色を継承しながらも、新たなアートを生み出す力があることをシンプルに表現したメッセージです。
ezu店舗のご案内
店舗は、上海高島屋百貨店1F(住所:1438 Hongqiao Rd, Changning District, Shanghai, 中国 200051)です。現地にお住まいの方や、ちょうど旅行で上海を訪れる方は、ぜひ足をお運びいただけると嬉しいです。実物の生地や色合い、一着一着が生み出す表情は、実物に触れていただけると、さらに楽しめると思います。
このご縁のはじまりとなったPOP UPの様子は、2024年12月 中国上海 高島屋さまと2025年2月 中国上海 高島屋さまの記事でご紹介しています。
《店舗オープン時の様子》