草原で始まったものが、大阪に届いた日
9月22日、大阪府枚方市楠葉の「ゆにわ」さんで、ezuの展示会をひらきました。13時から16時までの3時間。秋冬の衣服とともに、モンゴルの草原から届いたフェルトの帽子やセーター、ストール、靴下が会場に並び、岩野も在廊して皆さまをお迎えしました。ご来場くださった皆さま、ありがとうございました。
モンゴルの作品たちを、大阪で手に取っていただくのは、今回がはじめてでした。皆さん、モンゴルの草原からのインスタライブを見てくださっていて、あの場所で始まったプロジェクトが形になり、こうして手もとに届いたことに感動してくださいました。画面の向こうで見ていた草原の毛が、いま自分の肩にかかっている。その時間を一緒に過ごせたことが、何より嬉しいことでした。モンゴルでの始まりの様子は、こちらに掲載しております。
ゆにわさんでの展示会は、2024年の春から季節ごとに続いてきました。回を重ねるうちに、この場所でしか会えない方が、少しずつ増えています。
もうひとつ、岩野の記憶に残ったのは、あるお客さまの言葉でした。岩野はこれまでInstagramに、布をつくることへの思い入れや、どんなものから着想を得てその布が生まれたのか、服のかたちをどう考えたのかを、折にふれて書いてきました。それを読んでくださっていた方が、会場で岩野に直接、「あの服の記事を読んで、すごく感動して、涙が出ました」と伝えてくださったのです。
布ができるまでの話は、ふだん服の外側からは見えません。それでも、書いた言葉が誰かのところに届き、その人が服と一緒に言葉も受け取ってくれていた。岩野にとって、何よりの励みになりました。
毎回、大阪以外の遠くの県から、この展示会を楽しみに足を運んでくださる方が何人もいらっしゃいます。今回もその方々にお会いすることができました。展示会は服を見ていただく場であると同時に、半年ぶりの再会の場でもあります。
そして、ゆにわさんで日々働くスタッフの皆さんが、誰よりもこの展示会を待っていてくださること。「今回は何が並ぶんだろう」「今回は自分にどういうものを選ぼうかな」と、3ヶ月も4ヶ月も前から心待ちにしていたと、聞かせてくださいました。この場所で働く人が、まず自分のために一枚を選ぶ。その姿に、ezuの服がゆにわさんに根づいていることを感じました。
いつものように、ちこさんと近況を伝え合う時間もありました。いま互いにどんなことに取り組み、どんな思いでそのプロジェクトを進めているのか。食と衣、それぞれの持ち場から見えている景色を分かち合える時間は、展示会のたびに私たちが楽しみにしているものです。ちこさんのインタビュー記事は、こちらに掲載しております。
次回は、春に
次回のゆにわさんでの展示会は、来年の春ごろを予定しています。いま岩野が構想を練っている新しいものを、その頃にはお見せできるかと思います。またあの場所でお会いできることを楽しみに、私たちは日々の制作へ戻ります。展示会のない季節も、枚方市のゆにわマートさんでezuの服をお取り扱いいただいています。取扱店の一覧は、こちらに掲載しております。
ゆにわさんとのこれまでの展示会の様子は、2024年3月 大阪楠葉のゆにわさま、2024年9月 大阪楠葉のゆにわさま、大阪・楠葉「ゆにわ」さんでの展示会を終えての記事に掲載しております。