ezu coffee の豆に、新しいラベルをつくりました。
生豆から自家焙煎する珈琲豆という、ezuのプロダクト。そのパッケージのデザインを手がけたのは、Creative Directorの岩野久美子です。
岩野にとって珈琲を飲む時間は、一日の中のちょっとした一区切りなのだといいます。
「ばーっと制作をしていて、ちょっと一息つこうと思うとき。豆を挽いて、お湯を沸かして、ゆっくりドリップする。淹れる時間もぜんぶ含めて、頭が休まる、気持ちが休まる時間なんです」
「珈琲はもちろん、飲みものとして美味しい。でも、それだけではなくて。ずっと地続きで動いていたものに、点をひとつ打てる。そういう感覚があるんです」
だからezuにとって、珈琲豆をつくることは、食品をつくることだけを意味しません。一区切りできる時間をつくり出せるものを、届けること。
その思いに似合うパッケージを探すなかで、岩野の中に、ひとつのメッセージが浮かびました。
珈琲のある時間に、何を思い描く。
このメッセージが伝わるかたちとして、着想のもとになったのは、絵を入れる額縁でした。ezu coffee というブランドネームを4つつなげて、四角い枠をつくる。絵を収めるときの、額縁のようなデザインです。
額の中は、空白です。
「その空白に、珈琲を楽しむ時間に思い思いに浮かぶものを、描いてもらえたら。ひとりでぼーっと、ゆっくり思い描くのでもいいし、家族や友人と、誰かと一緒に過ごす時間の中でもいい」
だから、このパッケージに色味はありません。黒と白、モノトーンだけの構成です。
そういう時間をつくり出せるような、穏やかな珈琲でありたい。ezuは、そう考えています。
このラベルのデザインは、豆のパッケージだけでなく、Tシャツや、豆を保存するキャニスターにも広がっています。
ezu coffee の作品は、こちらに掲載しております。
有鄰館の矢野園さんでの取り扱いの様子は、こちらに掲載しております。
ezuの小さなデザインたちは、小さな絵図たち。ezuのプロダクトデザインのページにまとめています。