ezuという名前は、「絵図」。絵で描いた地図のことです。
その名のとおり、私たちは地図を少しずつ広げるように、海の向こうへも歩いてきました。桐生で生まれる作品と文化を世界へとどけ、世界の素材や手仕事を受け取って、日本へ持ち帰る。行って、受け取って、帰って、形にする。ezuにとって海外での活動は、市場を広げることではなく、世界を広げる旅です。
このページは、その旅の記録です。新しい土地との出会いがあるたびに、一行ずつ書き足していきます。
世界のコレクションへ(2018〜2020)
はじまりは、コレクションの舞台でした。2018年に香港、2019年にバンクーバーとニューヨーク、2020年にはパリ。ezuの前身、RIPPLE YōHINTENの時代に、桐生の布と手仕事が世界にどう受けとめられるのかを確かめるように、各地のコレクションで発表を重ねました。
2019年には、モナコ公国に販売拠点となる会社を設立しました。モナコ国内のみならず、近隣国イタリアやフランスなどのファッションも体感しながら、貴重な体験を積みました。
世界がコロナ禍に入ったタイミングでこの拠点は閉じることになりましたが、ここでの経験は、世界へ出て様々な文化や感性の中でコミュニケーションすることが、制作の幅を内にも外にもひろげてくれるという価値観を育ててくれました。
マレーシア(2024年〜)
再び海を渡ったのは、2024年。クアラルンプールに販売拠点を設立し、Publika Shopping Gallery内での常設をスタートしました。現地の大学とは、残布をテーマにした協業を。2025年2月には、桐生の織物をつかったヒジャブを発表しました。多民族・多宗教の国のなかで、桐生の布が新しい持ち場と出会っています。
中国(2024年〜)
2024年11月、上海高島屋でのポップアップストアから、中国での歩みがはじまりました。12月には北京のGaleries Lafayetteへ。翌2025年には、上海のRaffles City the Bund、K11、上海高島屋の3つのショッピングモールで、常設店がスタートしています。
シンガポール(2025年〜)
2025年4月、老舗セレクトショップ、Campers' Cornerにて、初めての個展をひらいていただきました。常夏の街に、リネンやコットンの涼やかな装いを。6月には、個展の第2弾も開催しました。
フィリピン(2026年〜)
2026年2月、セブ島から船で1時間、人口700人ほどの小さな島、カオハガン島でキルト作成プロジェクトをローンチしました。島の手仕事と、ともに歩むプロジェクトです。
モンゴル(2026年〜)
2026年7月、冬の素材と手仕事に会いに、モンゴルへ。ヤク、カシミヤ、キャメル、そして羊毛。マイナス30度の冬を生きる動物たちの毛と、それを暮らしの道具に変えてきた遊牧の手仕事に出会いました。ezuの冬のものづくりが、ここからはじまろうとしています。
旅は、桐生に還る
どの旅も、最後は桐生に還ってきます。海の向こうで受け取ったものが、山あいのアトリエで糸になり、布になり、一着の服になっていく。そしてまた、次の土地へ。
創業からの歩みの全体は、ezuについてのページにまとめています。