お洗濯とお手入れについて

お洗濯とお手入れについて

ezuの作品を手に取ってくださり、ありがとうございます。
長く使っていただけるよう、ご使用前のお願いごとをまとめました。

ezuの作品は、色の濃淡や揺らぎが生まれる伝統的な染色技法をあえて選び、自然素材を職人の手で、ひとつひとつ染めています。同じ作品でも一枚ごとに染め上がりが異なるのは、この染め方だからこそ。世界でひとつだけの色合いを、手仕事ならではの風合いとして、お楽しみいただけますと幸いです。桐生の染め場でどのように色が生まれるかは、染め仕事の記事に書きました。

お洗濯・お手入れの方法

  1. 天然繊維は、摩擦に弱い性質があります。必ず裏返して洗濯ネットに入れ、「おしゃれ着洗い」などの弱いモードでお洗濯ください。
  2. 洗濯後は裏返しのまま、できるだけ早めに日陰に干してください。強い直射日光は、色あせや変色につながることがございます。
  3. 最初のうちは、色落ち・色移りにご注意ください。色味の違う衣類と一緒に洗うと、色移りする場合があります。特に淡い色の衣類とは、分けて洗っていただけますと安心です。
  4. 酸素系・塩素系の漂白剤や、蛍光増白剤入りの洗剤は、色落ちの原因になる場合があります。ご使用の際は、目立たない部分で試されることをおすすめしております。
  5. 摩擦、こすり洗いにご注意ください。乾燥機のご利用などで強くこすれると、色移りが起こることがございます。
  6. お手入れの際は、各作品の洗濯表示に沿ってください。目安は次のとおりです。
洗い方
手洗い、または「おしゃれ着モード」(液温30℃以下)
乾燥
タンブル乾燥はお避けください
アイロン
低温(140℃まで)でかけてください
ドライクリーニング
お避けください

保管のお願い

  • 洗濯後は、十分に乾くまで直射日光を避けて、陰干ししてください。
  • ご使用後は、風通しの良い場所に保管いただくことで、品質を長く保つことができます。

動物繊維(獣毛・フェルト)の作品について

ezuには、モンゴルの獣毛やフェルトをつかった作品もあります。ウール、カシミヤ、ヤク、キャメル。動物の毛から生まれる素材は、植物繊維とは少し性質が異なるため、お願いごとを分けてまとめました。

  • 獣毛の作品は、においがつきにくいため、頻繁に洗う必要はありません。着たあとは、風通しのよい場所にひと晩かけておくだけで十分なことがほとんどです。ときどきブラシを軽くかけると、毛並みが整い、毛玉を防げます。お洗濯の際は、各作品の洗濯表示に沿ってください。
  • 動物繊維は、虫が食べてしまうことがあります。湿気がこもるとカビの原因にもなります。シーズンの終わりには、風通しのよい場所で、防虫剤とあわせて保管してください。防虫剤の成分は空気より重く、下へ降りていくので、衣類の上に置くと効き目がよく行きわたります。
  • フェルトの靴は、汚れた部分だけを水にひたして、ブラシや食器用のスポンジでやさしく洗ってください。洗濯機で脱水して、乾かします。ワンシーズンに一度ほどで十分です。黒など濃い色は、色落ちにご注意ください。
  • フェルトの帽子は、型崩れしても、置いておくと空気中の湿気で少しずつ形が戻ります。ぬるま湯にひたして軽くしぼり、かぶったまま乾かすと、頭の形になじみます。
  • しまう前に、汚れを落としておいてください。皮脂や食べこぼしが残っていると、そこが虫やカビのはじまりになります。クリーニングから戻ったときのポリ袋も、外してからしまってください。袋のなかには、湿気がこもります。
  • 湿気そのものを減らすには、除湿剤が助けになります。湿気は低いところにたまるので、除湿剤は収納の下のほうへ。防虫剤は上、除湿剤は下、と覚えていただけたら。湿度は50%ほどが目安です。
  • 衣装ケースやクローゼットには、少しゆとりをもたせてしまっていただけると安心です。衣類のあいだにすき間があると、そこを空気が通ってくれます。
  • カシミヤがチクッとしたら、糸の奥にいた硬い刺し毛が表面に出てきたサインです。ピンセットでそっと抜いてください。抜くほどに、肌ざわりは育っていきます。

革の作品について

モンゴルの工房でつくられる革の作品も、お手入れの基本はシンプルです。革は、使うほどに艶を増して、その人の革に育っていく素材です。

  • 日々のお手入れは、やわらかい布での乾拭きで十分です。ほこりは、やさしく払い落としてください。
  • 直射日光や強い照明、熱は、変色や劣化のもとになります。保管の場所は、光の当たり方に少しだけ気を配ってください。
  • 湿気は、カビの原因になります。風通しのよい場所で保管し、ビニール袋には入れないでください。長く仕舞うときは、通気性のある布の袋がおすすめです。
  • 濡れてしまったら、乾いた布でやさしく押さえて、直射日光を避けて、ゆっくり乾かしてください。
  • 乾燥やシミなど、気になることがあれば、公式LINEでお気軽にご相談ください。

洗うたびに、なじんでいく

天然素材の服は、洗うたびに少しずつやわらかくなり、着る人の体になじんでいきます。お手元に届いたときが完成ではなく、洗って、乾かして、また袖を通す。その繰り返しのなかで、その服はあなたの服になっていきます。

お願いごとの多い服かもしれません。それでも、手をかけた分だけ応えてくれるのが、天然素材の良いところだと私たちは捉えています。

ミシンの並ぶ工房で、ハンガーにかけて干された染め上がりの衣服

それぞれの素材の個性は、こちらの記事にまとめております。

日々の暮らしのなかで、ezuの作品を長く深く楽しんでいただけることを願っています。

編み物が伸びやすく、織物が型崩れしにくいのはなぜかということは、「編み」と「織り」の違いの記事に書いています。

記事執筆:ezu編集部
監修:岩野久美子(ezu designer)

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